今日は、症状についてのお話と、
症状からのメッセージを受け取って
改善に活かすための
セルフフワークのしかたをお伝えします。
・
・
▼症状についてのお話
身体と心は、
コインの裏表のように密接につながっています。
以前、わたしは、
次女の不登校や夫婦関係などで
にっちもさっちもいかなくて
煮詰まっていた頃、
もともと持っていた
首や肩の凝りに加えて
下痢が数か月続く、
とにかく身体がだるくて
すぐに横になりたくなる
空咳がよく出る
息苦しく空気が吸えない感じがする
などの症状が出ていました。
・
・
・
・
あなたやあなたの大切な方は、
何か気になる症状を、
お持ちではありませんか?
他にも、よくあるのは、
胃が痛くなる
便秘になる
身体がだるい、やる気が出ない
ひきこもり
偏頭痛持ちである
生理痛がひどい
などなど。
もちろん、これだけではなくて、
他にも心に起因している身体症状は、
いろいろとあります。
あっ、ですが、くれぐれも、
出ている症状がすべて心因性のものと
決めつけるのはとても危険ですので、
心身に不調を感じる場合は、
一度、病院で受診をしてみてくださいね。
そのうえで、
『とくに原因がわからない』
『検査しても、わるいところは見当たらない。』
とか、
『ストレスでしょう。』
『心因性ですね』
などと診断された場合、
また、
心理的ストレスと密接に結びついていると
ご自身で認識できているような場合は、
その症状の原因は、
心から来ている可能性が高いです。
▼症状は味方と捉える
まず、大切なのは、
症状は(敵ではなくて)味方である
と捉えるということです。
敵と捉えるか、味方と捉えるかで
対応は、真逆ぐらい違うものに
なるのではないでしょうか?
たとえば、
『症状を敵と捉える』と、
良くないものとしてやっつけたり、
抑え込んだり、排除するという
【闘わなければいけないもの】
となってしまいますし、
逆に、その症状や病気を
作り出しているのは自分自身であり、
『症状は味方と捉える』と
何か無理をしていませんか?
捉え方や生き方を変える必要はありませんか?
もうその生き方は、限界ではありませんか?
などと知らせてくれている
【心身からのメッセージやサイン】
として受け取ることができます。
ということで、
まず、症状からの声やメッセージに
よくよく耳を傾けてみましょう。
今日は、
その症状からのメッセージを聴くワーク
をお伝えします。
もし、気になる症状がある場合は、
ぜひ、このワークをやってみてくださいね。^^
・
・
・
・
▼症状からのメッセージを聴くワーク
《準備するもの》
イス(座布団)二つ
①まず一人で静かになれる
時間と場所を見つけましょう。
向かい合わせたイスの片方に
あなたが楽な姿勢で腰かけてください。
② 気になっている症状を一つ選びます。
③その症状を身体から取り出して
目の前のイスに座ってもらいます。
その症状は、
・どんなイメージですか?
・名前があるとしたら?
例:頭痛さん、肩こりさん、など。
(味方なので、“さんづけ”で呼びます。)
・大きさ、かたち、色、質感、温度、性別は、どうでしょう?
④目の前の“症状さん”に、こう聞いてみてください。
「あなたは、症状を通して、私に何を伝えたいの?」
⑤ゆっくり深呼吸後、
今度は、“症状さん”のイスに座って、
“症状さん”になって答えてください。
⑥ゆっくり元のイスに戻って
“症状さん”からの答えを受け取ってください。
⑦何かやっていることで止めたほうがいいこと。
新しく始めた方がいいことはありますか?
“症状さんからの”答えを元にして
『始めること』と『止めること』を見出してみましょう。
⑧やってみてどんな気づきがありましたか?
・
・
・
・
▼わかっているけど止められない時は?
理由や原因はわかった!
でも、
やめたほうが良いと
わかっているのにやめられない。
どうしても無理や我慢をしてしまう。
その結果、どうしても
ストレスが溜まり続けてしまう。
原因に気づいたとしても、
自分だけでは
なかなか変えられない時には、
もしかしたら、
何かそうするメリットや理由が
他にあるかもしれませんね。
たとえば、
ーーーーー
頑張らない自分には価値がない。
頑張っている自分には価値がある。
ーーーーー
と無意識に思っていて、
無理して頑張ることを止められない。
本当は、嫌なのにイヤだと言うと、
嫌われそう怖くて言えない。
泣きたくても
我慢するクセがついていて泣けない。
などと子どもの頃から
感情を我慢するクセがついて
いる場合などです。
・
・
・
・
▼そんな時は・・・
性格のクセを変えたくても変えられない。
そんな時は、ぜひ、
心理のプロの手を借りてみてください。
症状も劇的に楽に良くなっていきます!
過去、心理セラピーを受けられた方の中には、
長年続いていて辛い咳が
一回のセッションでピタリと止まった。
ストレスが減り過敏性腸症候群の症状がなくなった。
辛い頭痛が消えた。
いつも身体が疲れやすく、怠かったのが、
一日、長時間動いても疲れにくくなった。
過食(嘔吐)をしなくなった。
呼吸がしやすくなった。
夜、寝る時、今までこわばっていた両肩が布団についた。
胃痛がいつの間にか治った。
などというご報告をいただいています。
また、対人恐怖や対人緊張が強い方は、
常日頃から知らずしらずのうちに
無意識に身体に力を入れて
固めるクセがついているので、
慢性的に首や肩の凝りがひどい。
整体などに通って一時的に良くなっても
またすぐに元に戻ってしまう。
というエンドレスなループに
はまってしまっていた方も多数いらっしゃいます。
.
.
.
.
心理カウンセリング・セラピーの
セッションでは、
症状自体を解決したいテーマとして
ピンポイントで扱うこともありますが、
直接、症状を取り扱わなくても
他の課題やテーマが解決されていくと
気づけば心因性の症状も消えている
という事例もとても多くあります。
ストレスの原因となっている
生き方や捉え方、
感情の感じ方が変わる。
↓
心も身体も同時にリラックスして
力が抜けて楽になっていく。
ということが起こります。
・
・
・
・
ぜひ、辛い症状でお困りの際には、
心理カウンセリング・心理セラピーを受ける
という選択肢をお持ちいただけると嬉しいです。
きっとお役に立てることと思います。
症状改善・解決のための
お手伝いも心を込めてさせていただきます。