インナーペアレントとインナーチャイルド
私たちは、もちろん無意識にですが、いつも子どもの頃の両親を胸に抱いて生きています。
【インナーペアレント】と言われます。(お母さんは、インナーマザー)
耳にされたことは、ありますか?
また、同時に私たちは、傷ついたり、がまんしている子どもの自分も、心の中にいつも連れています。
この子どもの自分については、【インナーチャイルド】と言います。
このインナーペアレントと、傷ついたりガマンしているインナーチャイルドが、心の中でせめぎ合って葛藤している状態が、苦しかったり辛い理由です。
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親が憎い、許せないと感じるとき
親が憎い
親が許せない
親はバカだ
と、このように感じている時、他のカウンセリングを受けて、よくありがちなのは、「親を許しましょう。」とカウンセラーに言われたり、アドバイスされることだったりします。
でも、理屈や頭ではわかっていても、
「それが出来ないからこそ余計に苦しくなる。」
「許すことができない自分をさらに責めてしまい辛くなる」
という負のループにもおちいってしまいます。
悩んでいる時は、頭でいくら自分に言い聞かせても、感情がコントロールできない、どうにもならないから悩みますよね?
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親への葛藤の気持ちを持っているとき
こういう親への葛藤や憎い、許せないという気持ちを持っているとき、心の奥深くには・・・
親に期待して、親に深く信頼を寄せていたのにもかかわらず、願いが叶うどころか裏切られて傷ついている子どもの辛い気持ち、深い悲しみや怖れの感情や、腹が立つなどという怒りの感情が隠されています。
これらの抑え込んだり、がまんしてしまっていたり、胸の奥にしまい込んでしまっていた未完了の気持ちや未消化の感情は、身体感覚として記憶されています。
カウンセリング(心理療法)では、それらの気持ちを、安心・安全なかたちで表に出してあげると、完了され消化されて消えて楽になっていきます。
そのうえで、子どもの頃の【捉え方】や【信じていた価値観】について、【大人の冷静な視点】から【新しい情報】を採り入れることによって、心の中の【親と子どもの関係性を変えていく】ということをしていきます。
そうすると、親が憎かったり、許せないという気持ちは自然になくなり、親をバカだと、見下してしまう気持ちもなくなります。
もうそのように思う必要が、なくなるからです。
心の中の親と和解ができたということです。
そうすると、真の意味で、闘うものがなくなり、心の中に平和が訪れます。
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あなたとあなたの大切な方が
いつもおしあわせでありますように。
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