【ご感想】親が憎いというお悩み
個人セッションを受けてくださったYさんが、ご感想をくださいました。
ご本人のご厚意で、ご紹介させていただきます。
親や他人を許せずに憎むことは、その実、自分を許せず憎むこと
本当は、憎しみを持っていた相手に、一番依存していたことに気づきました。
そして、皆に毛嫌いされてるような父親のことも、本当はそんなに嫌いではないけれど嫌わなければならないような気がして、母と姉に同調していました。
母親は子供とより密な関係を築きやすいので、どんな子供であっても意見を合わせてしまうことが多いと思います。
でも それはエゴでしかない。
どんな父親であっても母親であっても、唯一無二の存在だし、主人に対してもそうだったのだなと同時に感じました。
(私は)母親の味方をして父親を皆の前で侮辱するような言動を取り、家督を奪った的に振舞ってましたけど、段々父親と同じ年齢になるに連れて辛くなっていったのだと思います。
(両親)どちらの愛情も求めているそれが現実だと思います。
夫婦がやはり(家族の)基盤なのかと他人であっても。
苦しみは一代で解決せずに次の世代 次の世代と連鎖しますが、それはやはり自分の代でストップさせるようにしていかなければならないと思います。
そのツールとしての親子関係を修復するカウンセリングに出会えて幸せです。
何で今まであんなに他人に対して憎しみばかり抱いていたのか・・・
常に身近に解消されない思いに蓋をして接していた人がいたから。
だから 女友達とも深くなると居心地悪くなって離れたり、アラが見えて嫌いになったりということを繰り返していたのかもしれません。
ここ数年は何を話しても大丈夫な女友達が増えました。
そして、他人(親)をを許せずに憎んでいると言うことは、その実 、自分を許せず憎んでいるということだと、かなり腑に落ち始めています。
今までも似たような話は耳にしていたけれど、腹の底から理解できていなかったです。
まだまだ 旅の途中。^^
今後ともよろしくお願いいたします。
(Yさん50代女性)
【ご感想ここまで】ーーーーー
Yさん、ご感想をいただきましてありがとうございます。
今まで長い間、さまざまな方法でご自身に向き合ってこられたからこそ、今、こういうことが、腑に落ちていらっしゃったのだと思います。
子どもは、誰しも皆、置かれた環境の中で生きていかなければなりません。
心や身体が傷つかないようにして生きるために、【心理的に両親のうちのどちらかを切り離す】ということが、子どもの頃にYさんの取ったぎりぎりの選択と決断であり、行動でした。
夫婦仲の良くない両親の元で育った子どもは、そのような自分を犠牲にする選択を迫られます。
多くは『お母さんの味方になり、お父さんを心理的に切り離す』ということになります。
なぜかというと、日常的に関わりが多く、直接、面倒をみてもらっているのはお母さんであり、子どもは、お母さんのお父さんに対する不平や不満の気持ちを感じ取り、ぐちの聞き役になります。
お母さんに愛され、生き延びるためには、子どもは、お母さんの味方になる必要があります。
そして、そのことにYさんは、すでにお気づきです。
親が憎いと感じる時、その心の奥の前提には、親に対する無条件の深い愛情があります。
親を信頼し期待していたからこそ、それが裏切られたと感じたり、願っても願っても叶えられないと感じる時、憎しみを持ったり、許せない気持ちに変わります。
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あなたの半分はお父さん、もう半分はお母さん
両親の片方を拒絶しなければいけない時、自分自身の半分も拒絶することになります。
なぜかというと・・・
自分の半分はお父さん、もう半分は、お母さんだからです。
お父さんを心の中に取り戻し、お母さんと心の中で和解できると、ほんとうの意味でのしあわせと心の平和が訪れます。
Yさんは、すでにその大きな一歩を踏み出されています。
YさんとYさんの大切な方がいつもおしあわせでありますように!
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