▼不安な気持ちをリラックスに変える方法
①静かな、落ち着いて
リラックスできる場所を見つけて
ゆったりと楽な姿勢でイスに腰掛けます。
手のひらを上に向けて、腿の上に軽く置きます。
目の力と、口をポカンと開けてあごの力を緩めます。
身体のどこかに緊張したり、
力が入っている部分がないかチェックします。
緊張したり、力が入っている部分があれば、
全身にギューッと力を入れ、
吐く呼吸とともに一度にフッと緩めると
全身の力が抜けます。
②力を抜いた状態で、
ゆっくりと、深く、大きく、3回深呼吸をし、
その後、普通の呼吸に戻します。
③【視覚】
まわりを見渡し、目に見えるもので
嫌な気持ちにならないものを3つ選び
順番に言葉にしながら口に出していきます。
たとえば、
「(机が目に入ったら)私は机が見えます」
「(壁が目に入ったら)私は壁が見えます」
「(椅子が目に入ったら)私は椅子が見えます」
落ち着いたペースでゆっくりと、一つずつ順番にやるのがコツです。
④【聴覚】
次は耳を澄まして、耳に聞こえる音で
嫌な気持ちにならないものを3つ選び
順番に言葉にしながら口に出していきます。
たとえば、
「(車の音を聞いたら)私は車の走る音が聞こえます」
「(エアコンの音を聞いたら)私はエアコンの風の音が聞こえます」
「(自分の呼吸の音を聞いたら)私は自分の呼吸の音が聞こえます」
⑤【触覚】
最後は身体の感覚に意識を向け
嫌な気持ちにならないものを3つ選び
順番に言葉にしながら口に出していきます。
たとえば、
「(背中にイスを感じながら、)私は背中にイスの背もたれを感じます」
「(足裏に床を感じながら、)私は足裏に床を感じます」
「(頬にエアコンの風を感じながら、)私は頬にエアコンの暖かい風を感じます」
⑥今度は③と同様のやり方で
目に見えるもので嫌ではないものを
2つ選んで言葉にしながら口に出していきます。
⑦④と同様のやり方で
耳に聞こえるもので嫌ではないものを
2つ選んで言葉にしながら口に出していきます。
⑧⑤と同様のやり方で
身体に感じるもので嫌ではないものを
2つ選んで言葉にしながら口に出していきます。
⑨③と同様のやり方で
目に見えるもので嫌ではないものを1つ選んで
言葉にしながら口に出していきます。
⑩④と同様のやり方で
耳に聞こえるもので嫌ではないものを
1つ選んで言葉にしながら口に出していきます。
⑪⑤と同様のやり方で
身体に感じるもので嫌でないものを
1つ選んで言葉にしながら口に出していきます。
⑫自分のペースで深呼吸を数回繰り返し、ゆっくりと部屋に意識を戻します
このやり方は、
「今、ここ」の現実にコンタクトをする(意識を向ける)ことで
「我を取り戻す」働きがあります。
また、順に感覚に意識を集中させることで
軽いトランス状態を誘発する効果があります。
トランスにはリラックス効果があることが 知られています。