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不登校・ひきこもり・子育ての悩み

親子の境界線の問題について

2021年2月20日

心にも境界線を引く必要があります。

心にも境界があることをご存じですか?

『心の境界線』とは、

身体的、心理的にも、
お互いに越えてはならない
自分と自分以外の人の間に引く
一線のことです。

この境界線が相手との間に、
適切に引くことが出来ている場合は、
お互いを尊重できている状態です。

心地良い関係性を築くことができます。

そして、たとえどんなに
親しい間柄の人だったとしても、

この境界線が壊れていると、
関係性は、必ず上手くいかなくなります。
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もし、お子さんやパートナー、
両親などの大切な人との関係性が

上手くいっていない。

辛い。

そう感じる時は、
この『心の境界線』が壊れてしまっている
時かもしれません。

それは、お互いに、

相手のテリトリー(領域)に踏み込んだり、
踏み込まれたりしている状態です。

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特に親子関係では、

子どもは、面倒をみてもらわないと
生きていけませんし、

大人である親のほうが

子どもより身体も大きく、
知識もあり、経済的にも勝るため、

子どもは、親のやり方や捉え方に
従わざる得ません。

よって、この親子の境界線が壊れている場合、
子どもはとても辛い思いをしてしまいます。

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そして子どもは、

たとえ、自分の心や身体のテリトリーに
ズカズカと踏み込まれるような
辛い環境であったとしても、

そこで暮らしていかなくてはいけないので
そこに順応する術を身に付けます。

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それは、たとえば、

自分を守るために、

感情を感じないようにすることだったり、

話を聞かないでスルーすることだったり、

いい子でいることだったり、

自室にこもって出て来ない、

ゲームばかりして接点を持とうとしない、

逆に、反抗的に振る舞う、

などといったかたちで対処します。

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また、

お互いの境界線が壊れている夫婦は、
当然、仲が悪くなってしまいます;;;

『心の境界線』ついての関連記事≪
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そうは言っても、

子育てをしている方なら、

お子さんのことについて

『じゃあ、子どもは、ほっとけばいいの???』

『いったいどこまで
踏み込んでいいのかわからない!』

そんなふうに感じて、
もやもやすることってあるんじゃないかな
と思います。

いかがでしょう???
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境界線・・・子育てで気をつけること

わたし自身も、現在、
3人の子どもたちは成人していて
それぞれ家を離れていますが、
母親であることに変わりがありません。^^

気づかないうちに
やらかしてしまうこともあります。

何を?

『子どもの境界線を越えてしまう』

ということをです。

自分では気づかず、知らず知らずのうちに

子どもを無意識にコントロールしようとする
方向に意識が働いてしまう。

そんなことに気づいて
自分で気づいてハッとすることがあります。

 

そういう時には、
子ども自身にどう感じたかを聞いてみます。

大抵、子どもから
ものごとの本質を捉えた
ストレートな意見や本音が出てきて
ショックを受けることが多いですが。(笑);

でも、親がショックを受ける以上に、
子どもは、嫌な思いをしているということです。
↑ ↑ ↑
ここを忘れてはいけないと思います!

だから、そのことに気づいた時は、
子どもに素直に謝るようにしています

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そのことに気づいたら、

どういう気持ち
で自分がそのような言動を取ったのか
ということを見つめ直すことで、

それが次につながる
チャンスだということも、
わたしはよく知っています。

なのでこういう時、わたしの場合は、
カウンセリング(心理セラピー)を受けます。

たとえ悪気がなかったとしても、

大切な人に嫌な思いは
してもらいたくないですからね。^^;

(いえ...悪気がないからこそ
タチが悪いのかもしれません。)
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怒りの感情を
自然に適切に使えるようになってくると、

この境界線が
人との間にしっかり引けるようになります。

これも一朝一夕ではなくて
カウンセリングを重ねながら
少しずつ上手になっていきます。^^

じつは、
気づかないうちにしている
このコントロール体質は、
とても根深いものがあると感じています。

なぜかというと
わたしたち親自身も、

子どもの頃から

親から
あたり前のようにコントロールを受けながら
育ってきているからです。

そうして、あんなに似たくなかった、
嫌だった親にそっくりになっている自分に
ある時気づき、愕然とします;;;

あまりにも代々
自然に受け継がれてきている。

家族のなかで
それがあたり前になっている。

だから自分でも気づかないし、
一朝一夕にはなかなか改善しないのですね;;;

そうして、

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夫婦仲が上手くいかない。

親の子どもに与えている愛情と
子どもが親に求めている愛情にズレが出る。

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という悲劇が起こってしまいます;;;
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相手の境界線を超えてしまう時

で、やっぱり

相手の境界線を越えてしまう時って、

『信頼』ではなくて『心配』している時、

だったり、

親が、

『こうなって欲しい』
『こうなって欲しくない』
『こうして欲しい』

と自分の考えや思いを
無意識に子どもに押しつけている時だったり、

『〇〇の方向に行ったら
幸せになれるんじゃないか。』

と、自分が思っている方向に
子どもをコントロールしたい
気持ちがある時だったり、

『わたしの考えを証明したい』
と意識的、無意識的に思っている時
じゃないかと思います。

いかがでしょう???

そして、それを子どもは、
100%見抜いて感じているそうですよ!
(現在、大学生の次女談より)
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やっぱり自分のことに
自分だけで気づくことは
あたり前になっているからこそ
とてもむずかしい。

そして、

自分自身のことに
自分で気づくことが困難だからこそ、

人と関わったり、
お互いの経験をシェアすることによって
さらに自分のことに気づく。

誰かの状況や気持ちに共感できるからこそ、
自分自身の理解が深まる。

悩んでいるのは、自分だけじゃない、
特別じゃないんだと安心する。

ぜったいに否定されない、
安心・安全・あたたかさのなかで、
お互いに成長を応援し合える。

そういう場の必要性を感じ、
実際にもうけています。

それが月開催の
ズームde心理セラピーの勉強会
『陽だまりサロン』

であり、

子どものカウンセラーになる!
『親御さんのための勉強会』

です。

親子間の【境界の問題】は、
親子共依存の問題
大人になってからのの生きづらさ
つながっています。

親子関係において、
この問題が解決されないままだと、

子どもが大人になって
親になった時にも、

子どもの頃、
あんなに嫌だったはずなのに、

結局、自分がされたように
子どもにしてしまう。

夫婦関係や恋愛(パートナーシップ)が
上手くいかなくなり、辛い、苦しい。

人のお世話や面倒を
自分を犠牲にしてがんばってしまう。

ということを世代を越えて
繰り返してしまいます。(世代間連鎖)

だから、気づいた人から、気づいた時に
変わる必要があります。

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初回体験カウンセリングはこちら≪







 

【親子問題と感情の専門家】 心理カウンセラー・セラピスト 江上ユキ

 

 

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