不登校・ひきこもりの背景にあるもの

.
.
━━━━━━━━━━
本当にだんなはどうでもいいのか?
━━━━━━━━━━
だんなはどうでもいいけど、
子どもは、ちゃんと育てたい。

.
このように思っている方は、
とても多いと感じます。

カウンセリングで
その方の育った家庭環境や背景をみていくと、
.
子育てが上手くいかない!
だんなさんと上手くいかない!
.

そんな方は、子どもの頃、

“両親の夫婦仲が良くなかった!”

という経験をしている方が
ほとんどであるという事実があります。
.
.
たとえば、

・お父さんとお母さんが喧嘩ばかりしていた。
・両親が本音で話しをしていなかった。
・お父さんがお母さんに
暴言や暴力を振るうのを見ていた。
・お母さんは、いつもがまんしていて、
忙しくて苦労して、不幸せそうに見えた。
・お母さんからお父さんの愚痴や
不平不満、悪口の聞き役になっていた。
・子どもの頃に両親が離婚してしまって、
心理的、物理的に片方の親を切り離さざる
得なかった。

.
などです。

.

つまり、どういうことかというと、

両親の夫婦の仲が

上手くいっていたのか、
上手くいっていなかったのか

.
ということは、

将来、その子どもが大人になったときに、

恋愛や結婚、結婚生活、子育てが
上手くいくか、上手くいかないか。

ということに、
多大な影響を与えるということです。
.
.

あなたが、子どもの頃、

お父さんとお母さんは、
仲が良かったり、

あたたかい関係性でしたか?

それとも、

喧嘩ばかりしていたり、

冷たい関係のように見えていましたか?

お母さんは、しあわせそうに見えましたか?

それとも・・・

ふしあわせそうに見えていましたか?
.

そして、

現在のあなたご自身の夫婦関係は、

あなたのご両親の夫婦関係と
どのような共通点がありますか?
.
.
.
.

━━━━━━━━━━
▼夫婦関係が子どもに与える影響
━━━━━━━━━━
.
お父さん、お母さんが喧嘩ばかりしている時、

お父さんがお母さんに暴力や暴言を吐く時、

お母さんから
お父さんの愚痴や不満を聞かされる時、

お母さんがかわいそうに見える時、

両親にあたたかい情緒的交流がない時、

両親が、離婚した時など・・・
.
.
家族の中の一番弱い立場の
子どもが心を痛め、

寂しい思いや
いたたまれない思いをしたり
子どもの気持ちが犠牲になります。

そうして、子どもの時のみならず、

両親の不仲のイメージが、

子どもが大人になった時に、

子どもの
恋愛、結婚、夫婦関係、子育て等

大きな影響を与えます。
..
.

.
━━━━━━━━━━
▼さらに・・・
━━━━━━━━━━
.
お父さんとお母さんの仲が

上手くいっていないと、
.
子どもは、家庭内の中で居心地が悪く、
安心して過ごすことができません。
.
.
また、子どもはどちらか一方の親

(多くは母親)の味方になり、
.
かわいそうに見える親をなんとか慰めたり
助けようとしたりしながら、
.
それでも助けられない自分に
無力感を抱いたり、

.
どうにもできない自分をさらに

責めているカウンセリング事例も多いのです。
.

子どもは、たとえ、
表に出さなかったとしても、

心の中では、深く深く傷付いています。
.
.

.
.
私は、心理セラピーを受けながら
自分の課題と向き合い出した当初、
.
子どものためにと、
子どもが楽になることだけを念頭において、

取り組んでいきました。

 

でも・・・
それだけでは結局、上手くいかないのだ
いうことに途中で気づきました!

.
ある程度、私と子どもとの関係性が

改善されてきていても、
夫婦の重荷の部分については
子どもの負担がなくなっていませんでした。
.
本来、子どもは、
両親のどちらをも深く愛しています。

.
自分の命の根源となる両親の不仲、

.
本来は、一番信頼し合っているはずの
両親が信頼し合えないことに、

子どもは絶望します。
.
..
そして、危惧すべきは、

.
成人した後も、

あんなに両親のような
関係性を築きたくなかったはずなのに。

あたたかい家庭を望んでいたはずなのに。

恋愛や結婚で苦労したり、

結果的に、両親と同じような夫婦関係や
家族関係を築いてしまいます。

 

なぜなら・・・
家庭は子どもにとっての
ぜったい的な世界であり、
.
子どもは、両親から学んだ
そのやり方しか知らないからです。

.
.

だから、これは、
気づいた人から止める必要があります!
.
.

.
.
今日、何かをしたからといって、
明日からすぐに問題が解決してしまう
ということは、まずありません。.
.

.
問題が解決していく過程は、
.
過去の子どもの頃の
傷ついた感情の薄皮を一枚いちまい
剥いで楽になっていきながら、
.
少しずつ、
人とあたたかいつながりを持てるように
しあわせを感じられるように
方向転換をしていく!
.
という道筋です。

.
.
そしてまずは、

気づいたこと、できることから
一つずつコツコツと積み重ねていく

必要があります。.
.
.
子どもの不登校には、
.
親の生きづらさ、
夫婦関係の仲の良し悪しが
関係していると認識できた時、

じつは、
親のほうが
子どもに支えられ、
助けられてきたのだ!

.
と気づかされます。
.
.

夫婦関係が修復の兆しがみられてきた頃、

お子さんは、少しずつ元気を取り戻し、

動き出し、
.
どんなあなたでもOKー!
.
と、
お子さんの生き方を心から
信頼・尊重できるようになった時に、
子どもらしい生きるエネルギーを発揮していきます。


さらに、パートナーの気持ちを理解しようと
意識が向いた時、
.

初めてお子さんやパートナーの

深い愛情や気持ちにも
自然に気づくことができるようになります。

.
.

 

 

 

この記事を書いた人

江上 ユキ

江上 ユキ

《全国・海外オンライン、広島・東京対面》

イライラ、不安、自分を責める
意志の力では変えられない感情を根本解消!

心に安心感と自信、自由を取り戻す
親子関係解決カウンセリング

【親子問題と感情の専門家】
心理カウンセラー・セラピスト 江上ユキ